医療のケーススタディ
プロジェクトの目的
薬局が導入したくなる
処方箋送信サービスのUI制作
制作物
UI制作(新規ネイティブアプリ立ち上げ)
- ワイヤーフレーム
- スキンデザイン(30ページ程度)
サービスロゴ制作
- ロゴ
- ロゴレギュレーション
プロジェクト期間
合計期間:4ヶ月(UI制作とサービスロゴ制作は同時進行)
UI制作期間:4ヶ月
- 要件定義:0.5ヶ月
- ワイヤーフレーム:2ヶ月
- デザイン:1.5ヶ月
*実装はクライアント側で内製
サービスロゴ制作:約1.5ヶ月
- ロゴデザイン作成:1ヶ月
- ロゴレギュレーション作成:0.5ヶ月
クライアント
医療系IT事業会社
プロジェクトの背景と課題
医療機能分散の推進に伴い、
薬局の業務効率化を実現する処方箋送信サービスが必要
- 多くの患者は中央病院付近の薬局を利用する傾向にあり、一部の薬局の待ち時間や混雑の緩和を行い、医療機能分散化を進めていく必要がありました。そのため、自宅近くにかかりつけ薬局を持てるような処方箋送信サービスの開発が求められていました。
- 処方箋送信サービスはすでに多くの競合が存在していましたが、患者向けに作られすぎていて、薬局の業務効率化にフォーカスが当てられておらず、薬剤師側のユーザビリティに重きを置くことで普及を促していく必要がありました。
SEESAWのアプローチ
薬局職員と二人三脚で作る、
業務フローに最適化されたユーザビリティ設計
- 薬局の現場のオペレーションは、薬局に勤務する人間にしか詳細はわかりません。そこで私たちは、プロジェクトメンバーに薬局職員がアサインされた状態でのユーザビリティ設計を行いました。また、薬局職員はUIUXの開発に普段触れるわけではないので、ワイヤーフレームとスキンデザインの中間のような精度で画面を見せながらノンデザイナーでも直感的にフィードバックを言えるような進行を重視しました。
- ロゴデザインでは、サービスに込められた想いをクライアントからヒアリングし、4つのロゴ案と、それらがアプリやステーショナリーなどに反映されたモックも合わせてご提案。ロゴデザインで定めたキーカラーやトーン&マナーを元にUIのスキンデザインに展開していくことで、サービスに持たせたいブランドイメージを一貫して表現することができました。
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多くのUIUX開発の現場では、ユーザーは定性調査などでスポットでフィードバックをもらうという手法が一般化しているように思えます。本案件では、プロジェクトメンバーに対象ユーザーである薬局職員そのものが参画している状態だったので、毎週のように深いフィードバックがもらいながら細かな業務フローにまで最適化された体験を設計することができました。一方で、エンドユーザーである患者側のユーザビリティが犠牲になってしまっては元も子もないため、両者の使い勝手のバランスをとりながら進めることが今回の開発の難しさだったと感じています。その結果、本アプリをインストールしたユーザーの6割が処方箋送信を利用し、その内の5割が5回以上送信する高いリピート率を生み出すことに成功しました。