戦略フェーズ社会/生活者/業務の中から課題を発見し、
ビジネスの勝ち筋を検証
あらゆる商品/サービスは、誰かの課題を解決するために存在します。
「誰のどんな課題を解決し、どうマネタイズするか」を構想し検証するのが戦略フェーズです。
戦略段階で設計したサービスコンセプト/ビジネスモデル/ペルソナなどが次の要件フェーズにパスされて開発が進行します。
ユーザー理解を起点に、市場性を発見、
言語化/ビジュアル化を通じてアイデアに手触りを
戦略フェーズでは、これから開発する商品/サービスをビジネス的な視点でとらえ本当にユーザーが価値を感じてくれるのか、
そして十分な対価を支払ってくれるのかを検討します。事業会社の企画担当者や戦略コンサルティング会社と、
当社のようなデザインコンサルティング会社が協業して進めることも多いプロセスです。
私達はユーザー/ステークホルダー理解のための調査や、アイデアの言語化/ビジュアル化などを通じて
戦略フェーズの精度を高めたりスピードアップをしたりすることに貢献します。
戦略フェーズでよくあるお悩み
- ターゲットとしたい領域は見えているが、
具体的なサービスに昇華できない - 発案者の想いやアイデアはあるが、
それに市場性があるかわからない - 開発を進行するに当たり、
全員の認識をまとめる言語化やビジュアル化が必要
例えば以下のような解決が可能です
- 見込みユーザー/ステークホルダーに対する
インタビュー(定性調査)を通じた課題/ペイン発見 - アイデアの市場性を確認するための
定量調査や市場規模推計 - サービスのMission/Visionの言語化、
サービスコンセプトのライティング、
コンセプトのビジュアル化や動画化
戦略フェーズの流れ
戦略フェーズでよく行われるプロセスをご紹介します。
ご要望に合わせてカスタマイズすることもできますのでご相談ください。
課題(ペイン)の発見
ユーザーや企業が抱えている課題を、インタビューや市場調査を用いて発見していきます。起案者が感じている課題を起点にすることもあれば、調査を通じて課題を顕在化させていくこともあります。
よく利用する手法/ツール
- エグゼクティブインタビュー
- ユーザーインタビュー
- 市場環境調査(STP分析/PEST分析など)
- 競合/類似サービス調査(4P分析/SWOT分析など)
アイデアの発見や検証に活用する調査手法
- 一定の仮説を持った上での定性調査(デプスインタビュー)
- アイデアの市場性/規模感を把握するための定量調査
解決の方向性を探る
上記で発見した課題(ペイン)を解決するユニークな手法を、自社の強みや競合環境を踏まえて検討します。解決手法は開発するサービスの土台となります。
よく利用する手法/ツール
- リーンキャンバス
- ビジネスモデルキャンバス
- バリュープロポジションマップ
- KPIツリー
アイデアの発見や検証に活用する調査手法
- 国内外の類似/競合サービス調査
戦略仮説の構築
戦略段階のアウトプットはプロジェクトによって様々ですが、「誰に」「どんな価値を提供し」「どう対価を得るか」が具体的になった企画書にまとめることが多くなります。今後のサービス開発/提供に関わるステークホルダーと認識を共通化させるためにMission/Vision/コンセプトを言語化したり、動画にしたりすることもあります。
よく利用する手法/ツール
- サービスのMission/Vision
- サービスコンセプト
- ペルソナ
「完全にユニークなサービス」は
求められていない
課題解決の方向性を考えていくと、必ずと言ってよいほど類似サービスが存在します。そこで「既に先行者がいるからだめか…」と諦める必要はありません。その先行サービスも100点満点ではないはずで、何かを足したり引いたりすることで御社の独自性が生まれ、ユーザーにとってちょうどよい商品/サービスに至るケースは少なくありません。また御社の有形/無形の資産を活用してサービス提供することで、品質が向上したり低価格で提供できたりといった差別化を狙うことも可能です。
戦略フェーズでよく使う
フォーマットやアウトプット例
戦略フェーズをスムーズに進めるために、
様々なフォーマットが世界中で考案されています。

STP分析/4P分析
サービスを提供する生活者/企業を細かく分割して認識し、提供する価値やマーケティングミックスを考えます。競合のSTP/4Pを考えることで、戦略立案のヒントにします。

3C分析
顧客、自社、競合の情報を集めて整理します。自社だけでなく、競合の目線に立って3C分析を行うなど複眼的に事実を収集していく手法です。

SWOT分析
内部環境としての「自社の強みと弱み」、外部環境としての「市場の機会と脅威」を洗い出し、戦略策定のヒントを得ます。

ペルソナ
ターゲットを代表するような人物像を設定し、詳細なサービス検討の指標とします。戦略フェーズでの受容性確認や、要件フェーズでのアイデア出しなどで活用します。

ビジネスモデルキャンバス
ビジネスの構造を一覧できるように整理するフォーマットです。自社の既存リソースやチャネルなど活かせる武器を洗い出し、勝てるビジネスの筋を見つけるために利用します。

サービスコンセプト
サービス案を1枚にまとめたシートで、ユーザー調査をする際に簡易的な提示物として作成します。社会や個人の課題、それを解決するための手法、機能的価値、情緒的価値を端的な文言でまとめます。
受賞歴
SEESAWのデザインは多くの受賞歴を持ち、
国内外から高く評価されています。
よくあるご質問
戦略フェーズでよくいただく疑問にお答えします。
-
戦略フェーズに適した人材はどのようなスキルセットを持つ人ですか
-
「自分がこのビジネスをやるんだ」というオーナーシップを持った人が中心に居ることが重要です。また、ユーザーの課題を起点にモノやサービスを買ってもらえる仕組み全体を構想する段階なので、広義のマーケティング領域の専門性をもった人材も価値を発揮しやすいです。
-
戦略フェーズは、どのような座組で進めるのがよいですか
-
事業会社や起業家の場合、この段階をすべて自社リソースだけで進めてしまうことも少なくありません。もしくは戦略コンサルテイング会社がこの部分を代行したり、並走したりすることもあります。当社はデザインコンサルティング会社として、ユーザー理解に関わる調査をお手伝いしたり、アウトプットイメージの作成などを限定的に支援させていただくこともあります。
-
戦略フェーズには通常どの程度の時間がかかりますか
-
プロジェクトごとにまちまちですが数ヶ月〜場合によっては1年近くかけることもあります。「仮説出し」→「調査による検証」を繰り返し、アイデアを検証していきます。
-
要件フェーズとの関係性を教えて下さい
-
戦略フェーズで定義したことを、より具体的に実現する手段を考えていくのが要件フェーズになります。例えば、戦略フェーズで「サブスクリプションを3ヶ月以上継続してくれるユーザーが80%以上必要」というKPIが定義されると、要件フェーズでは「どうすれば、サブスクリプションを3ヶ月以上継続してくれるユーザーが80%以上になるだろうか?」と問いを立て、それに必要なコンテンツや機能を検討していきます。
-
サービスのブランディングはどの段階で検討するべきですか
-
戦略フェーズが決定すると、ペルソナやターゲット、サービスの主要な価値、競合などが決まるため、ブランディングをスタートすることが可能になります。具体的にはサービス名の検討、サービスロゴの開発などをこの段階で行うことが多いです。
-
戦略フェーズでモックなどを作ることはありますか
-
あります。検討しているアイデアの受容性を見込みユーザーに提示する際に、簡単なデザインを作成することで、イメージしてもらいやすくなります。システム開発をして動く必要はないのでメイン画面や主要機能が分かる簡易的な紙芝居のようなものです。画面だけでは説明しにくい場合は、動画にしたり、チラシやLPのような説明的な資料をモック代わりに作ることもあります。
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その他のサービスをご覧いただけます。
戦略フェーズ
あらゆる商品/サービスは、誰かの課題を解決するために存在します。「誰のどんな課題を解決し、どうマネタイズするか」を構想し検証するのが戦略フェーズです。戦略段階で設計したサービスコンセプト/ビジネスモデル/ペルソナなどが次の要件フェーズにパスされて開発が進行します。
提供サービス
- エグゼクティブインタビュー
- ユーザーインタビュー
- 市場環境調査(STP分析/PEST分析など)
- 競合/類似サービス調査(4P分析/SWOT分析など)
- リーンキャンバス
- ビジネスモデルキャンバス
- バリュープロポジションマップ
- KPIツリー
- サービスのMission/Vision
- サービスコンセプト
- ペルソナ
- など
要件フェーズ
商品/サービスを通してユーザーが体験するストーリーを構築し、必要な機能仕様やコンテンツなどを洗い出します。「こんなサービスにするぞ!」というアイデアを具体化させていく段階になります。この要件フェーズで設計した機能/コンテンツが次の構造フェーズにパスされて開発が進行します。
提供サービス
- ユーザーインタビュー
- ベンチマーク調査
- アイデアシート
- ストーリーボード
- カスタマージャーニーマップ
- サービスブループリント
- プロトタイピング
- 機能/コンテンツリスト
- など
構造フェーズ
ユーザーゴールやビジネスゴールに到達できるように情報を整理し、サイトマップを作成します。情報の優先度や関連性に基づき分類と整理を行い、サイトストラクチャパターンを検討し、設計する段階になります。この構造フェーズで設計したサイトマップが次の骨格フェーズにパスされて開発が進行します。
提供サービス
- カードソーティング
- KJ法
- サイトストラクチャ
- サイトマップ(ハイレベル/ローレベル)
- AIDMA
- AISAS
- など
骨格フェーズ
サイトマップに基づいて、各ページに配置する要素や文言の画面配置を検討し、商品/サービスが持つ機能やコンテンツがユーザーに伝わりやすく、使いやすいように、ワイヤーフレームを作成します。この骨格フェーズで設計したワイヤーフレームが次の表層フェーズにパスされて開発が進行します。
提供サービス
- ワイヤーフレーム
- プロトタイピング
- ユーザビリティテスト
- など
表層フェーズ
ワイヤーフレームに基づいて、表現(スキンデザイン)の方向性を定め、コーディング作業などを通して実装していきます。実装の過程でクオリティアシュアランス(QA作業)を行い、実際に商品/サービスを世に出すための最終フェーズを実行します。
提供サービス
- Web/アプリのスキンデザイン
- ロゴ/レギュレーション
- イラスト/アイコン
- インフォグラフィック
- サービス説明動画
- 写真/動画の撮影ディレクション
- 動画の編集ディレクション
- フロント/バックエンド実装
- クオリティアシュアランス(QA作業)
- など
ブランド戦略フェーズ
ブランディングとは、ユーザーが自分たちの企業/商品/サービスを競合他社と区別できるようにすることで、より効率的に事業を進められるようにする手法です。そのためにブランドの価値を規定し、ユーザーに感じてもらいたいブランドイメージを醸成すべく戦略を立てていきます。
提供サービス
- 競合/事例調査
- エグゼクティブインタビュー
- STP分析/4P分析
- ブランディングワークショップ
- 企業やサービスのMission/Vision
- など
表現企画フェーズ
デザイン制作する前には、言葉やラフ画を用いたクリエイティブの企画案が必要になります。ロゴ制作であればネーミング。動画であればコンテ。デザインの骨格となる表現企画をしっかりと練ることで最終的な実制作の品質が向上します。
提供サービス
- キャッチ/ボディコピー
- ネーミング/簡易商標チェック
- キービジュアル企画
- 字コンテ
- 企画コンテ
- 演出コンテ
- コンテンツ(記事)ライティング
- など
実制作フェーズ
最終的に世の中に出るデザイン制作物は、企業/商品/サービスの顔となり、ブランドイメージに大きな影響を与えます。グラフィック、Web、動画など、様々なタッチポイントがある中でそれらを一貫してコントロールし、しっかりとプロの「目」と「手」でクオリティを高める必要があります。
提供サービス
- ロゴ/レギュレーション
- 名刺/封筒/グッズ
- チラシ/ポスター
- パンフレット
- イラスト/アイコン
- インフォグラフィック
- パッケージ
- TVCM/Web動画
- サービス紹介動画
- 写真/動画の撮影ディレクション
- 動画の編集ディレクション
- コーポレートサイト
- 採用サイト
- ランディングページ(LP)
- サービスサイト
- キャンペーンサイト
- ECサイト
- など
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