株式会社KAIGI
KAIGI GROUP クリエイティブディレクション
広告・マーケティングの専門誌「宣伝会議」、クリエイティブの専門紙「ブレーン」、転職エージェント「マスメディアン」など、多くの事業を展開するKAIGI GROUPの大規模なブランディングに携わりました。長年愛されてきた、三角形が環状に並ぶシンボルのDNAを継承しつつ、企業の提供価値を反映したグループを統括する新法人の名称、タグライン、ロゴを制作。また、多数のブランドへ展開するためのロゴ及びWebサイトのデザインシステムを構築しました。
サマリー
課題・背景
・多数展開されている企業ブランド及びプロダクトブランドの一貫性の確保
・サービス全体のユーザビリティの向上
我々のソリューション
・企業の提供価値や将来の拡張性を反映した、グループを統括する新法人のネーミング、タグライン、ロゴの制作
・株式会社宣伝会議のブランド資産を継承しつつ、時代背景を取り入れた企業ブランド及びプロダクトブランドのロゴデザインとそのデザインシステム
・グループを統括する新法人のコンセプトを最大限に伝えるグループサイトのトップページと、各プロダクトブランドページへ展開するWebのデザインシステム
成果と実績
・各ブランドはそれぞれ独立した価値を持っていたが、全体として一つのブランド群としてユーザーに認識されるようになった
・サービスを横断するUI/UXのデザインシステムを導入し、ユーザビリティの向上を実現した
◾️課題・背景
-多数展開されている企業ブランド及びプロダクトブランドの一貫性の確保
-サービス全体のユーザビリティの向上
KAIGI GROUPは多岐にわたる事業を展開していますが、それぞれのブランドが独立して存在していたため、全体としてのつながりや統一感が外部からは把握しづらい状況にありました。今回のプロジェクトでは、KAIGI GROUPが展開する多様な事業を、ひとつのまとまりとして伝えることを目的に、ロゴやWebサイトの再設計に取り組んでいます。


◾️我々のソリューション
-提供価値や将来の拡張性を反映した、グループを統括する新法人のネーミング、タグライン、ロゴの制作
株式会社宣伝会議が持っている既存のブランド資産の継承と刷新を両立すべく、「KAIGI」という新たな名称を持株会社に冠しました。発見・育成・拡大というエコシステムを表現したタグラインと、知性を示す立体的なロゴで、新たな時代にふさわしいグループ像を体現しています。
ネーミング

株式会社宣伝会議が持っている既存のブランド資産を引き継ぎつつ、刷新感を出すことが今回の重要な要件でした。そこで、「宣伝会議」という言葉をそのまま使うのではなく、完全な新名称に変えてしまうでもなく、「KAIGI」というワードに行きつきました。これには、人が集まり会議することでもう一つの「知性」を生み出し、答えのない時代のあらたな答えを見つけるためのプラットフォームになる、というコンセプトが込められています。
タグライン

“人・サービスを発見し・育て・広げていく、成長とイノベーションを生み出すエコシステムを次々と各事業で生み出す。効率的なマッチングが加速していくデジタル時代にこそ、発見・育成・拡大というエコシステムの独自の強みを活かし事業成長を実現しながら、各産業の発展に貢献していく。”といったコンセプトでタグラインを設計しました。
ロゴ

KAIGI GROUPのロゴデザインは、長年愛されてきた三角形が環状に並ぶシンボルを立体化し、動きのあるものにしました。さまざまな知恵や意見を交わし、答えのない問いの答えに近づいていくKAIGI GROUPの新しい側面を表現しています。
-株式会社宣伝会議のブランド資産を継承しつつ、時代背景を取り入れた企業ブランド及びプロダクトブランドのロゴデザインとそのデザインシステム
プロジェクトはKAIGI GROUPに無数に存在する事業の階層構造を整理するところから始まりました。各事業の親子関係やカテゴリを整理し、ロゴの全面的な再設計が必要なものと、現状を踏襲するものに分類しました。専門誌の「宣伝会議」や「販促会議」といった一部のブランドは、長年愛されてきたブランド資産を継承するため、大まかな印象は変えることなく細部の調整にとどめ、ロゴとしての耐久性増加を図ったのに対し、多くのロゴはグループとしての統一感を出すために、デジタルに最適化したシンプルで可読性の高いフォントとともに一新されています。また、ロゴのデザインシステムを構築し、今後新しい事業が生まれた際にも統一感が崩れることなく新しいロゴを制作できるようにしました。
企業ブランド及びプロダクトブランドのロゴデザイン


-グループを統括する新法人のコンセプトを最大限に伝えるグループサイトのトップページと、各プロダクトブランドページへ展開するWebのデザインシステム
タグラインの「Ecosystem for Growth and Innovation」をデジタル感を持って伝えるために、WebGLの技術を用いてWebサイトを制作しました。また各プロダクトブランドページについては、膨大なページに展開可能なデザインシステムを構築しました。
Webデザイン・デザインシステム

三角形が環状に並ぶシンボルから、KAIGI GROUPロゴに変化するアニメーションになっています。スクロールを続けるとシンボルが変形し螺旋を描きながら上昇することで、成長とイノベーションのためのエコシステムを表現しています。最終的に個々のオブジェクトが散らばり、またKAIGI GROUPロゴに戻っていくことで、拡散と成長が繰り返されていく様を演出しました。



◾️成果と実績
-各ブランドはそれぞれ独立した価値を持っていたが、全体として一つのブランド群としてユーザーに認識されるようになった
-サービスを横断するUI/UXのデザインシステムを導入し、ユーザビリティの向上を実現した
グループ全体のネーミング、タグライン、ロゴを軸に、各ブランドにロゴとUI/UXを設計することで、ブランド群としての統一感あるビジュアルアイデンティティを確立しました。現状の制作物に留まらず、将来的な事業拡張も見据えた柔軟なデザインシステムを構築しました。
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